2025.07.25

佼成学園 Project: LEAP

column
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    長井 悠

    Yu Nagai

    共同創業者・代表取締役
    ラーニングデザイナー

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    木村 彩乃

    Ayano Kimura

    事業統括本部長
    ラーニングデザイナー

Project Summary プロジェクト詳細

  • 参加人数

    161

  • プロジェクト期間

    2

  • 開催地

    佼成学園高校

Project Mission プロジェクトのミッション

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集え、グローカルリーダーの卵たち。

The Origin Story of Our Mission ミッション誕生秘話

準備期間1年半

このプロジェクトは、タクトピア創業直後からお付き合いのある先生から数年越しにいただいた相談から始まりました。その相談とは、学校で新コースを立ち上げるにあたり、アントレプレナーシップ教育を軸とした基幹プログラムをつくりたいというもの。1年半の準備期間を費やし、プログラムのコンセプトや育てたい資質能力の整理、具体的な研修内容を詰めていき実現に至りました。

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Project: LEAP誕生秘話

  • 長井

    このプロジェクトは佼成学園さんが新しいコースの立ち上げにあたって、アントレプレナーシップを育むようなコースにしたいという構想があり、その部分をタクトピアにお願いできないかと、ありがたい打診をいただいたのがきっかけです。 このプロジェクトは、プログラムが始まる約1年半前から始まって、企画会議から携わらせていただきました。

  • 長井

    実際に先生方となぜ今やらなくてはいけないのか。どんな教育的な意義があるのかをすり合わせながらプログラム名を決めていきました。 すり合わせを行う中で、「非連続な成長」「本物に触れる」「ワクワクする」というのは言葉が出てきて、共通する英単語が「LEAP」だったので、「Project: LEAP」という名前をつけました。

  • 長井

    それから「このプログラムを通じて何を目指すのか」という“ゴール像”と“キーコンピテンシー”も先生方と一緒に決めました。 このプログラムに参加する生徒たちの多くは、何かしら尖っていてユニークな存在だと思うんですが、それを否定せず、そのまま力を発揮できるような存在に育ってほしい。という想いが込められています。

  • 木村

    当時、プログラムのコンセプトづくりをする重要性に気づき、ちょっとハマってたんですよね。「今回のプロジェクトどうする?『飛躍』とかいいじゃん!『非連続』って表現、尖っててカッコいい!」みたいに、議論が盛り上がっていたのを覚えています。笑

Project: LEAPの始まり

  • 長井

    企画がある程度決まってからリーフレットを作って、そのデータを先生方に送って説明したんです。そしたら先生方が、「すごくいいと思います!」って反応してくれて。そこから本当にいいスタートが切れたなと感じました。 印象的だったのがプログラムの初日教室に入った時に、教室の後ろにデカデカと「Project: LEAP」のリーフレットが印刷されていて。それを見て「こんなにしっかりコンセプトが先生に伝わっていたんだな」と感じてとても嬉しかったですね。

  • 木村

    今回はProject: LEAP一期生の参加者、笠原くんも参加してくれているので、彼にも当時のお話をお聞きします! 実際に初めてリーフレット見た時笠原くんはどう思いましたか?

  • 笠原 慧

    よろしくお願いします! そうですね。最初に教室に入ったとき、「様子のおかしいすごく大きいポスターがあるな」と思いました。笑 実際初めてプログラムを受ける時は、「どんなことやるんだろう?」というワクワクと戸惑いがありました。 しかも、先生たちと長井さんたちも熱量がすごく高くて。 最初は正直めちゃくちゃやる気ある人きたな…って思っていました。笑

プロジェクト発足時の苦悩

  • 木村

    タクトピアのプログラムって、学校によっては“ちょっと激しすぎる”というか、内容が濃すぎて戸惑いや反発が中で起こることもあるんです。 でも、今回のプログラムは先生たちがすごく積極的だったんですね。 ただ、「もっと勉強したい」「受験勉強に集中したい」っていう生徒もいるので、生徒たちにどうプログラムを浸透させていこうかというのは大変でした。

  • 長井

    僕らも学びの部分はサポートしますという気持ちではいたんですが、実際は学校のコース自体も立ち上がったばかりで、学校側もコースに対して模索しながらのスタートだったんですよね。だからこそ、僕たちももっと想像力を広げて接する必要があると感じました。

  • 木村

    1個その時のエピソードがあって、まずは授業の中で「課題定義だけ考えてきてね。」と宿題を伝えたつもりだったんですよ。 でも、気づいたら全グループが最終提案レベルまで作り込んできていて。その時生徒たちが疲弊している様子だったので、「あ、授業以外で使う時間もしっかりと考えていかないとな」というのをすごく感じましたね。

  • 笠原

    僕もめちゃくちゃ覚えています。笑 こんなに課題やらないといけないのか…って。

Project: LEAPで感じた成長と魅力

  • 笠原

    僕は、Project: LEAPのプログラムの中で、「落とし物をなくす社会をつくろう」というテーマを掲げ、アプリを使って落とし物の課題を解決するアイデアに取り組んでいました。 僕のチームは3人いたんですが、モチベーションが高かったのは自分だけだったんです。 でも、プレゼンは英語で作らなきゃいけない。次回の授業までに完成させないといけない。おまけに自分の勉強もしないといけない。 チームメンバーにも協力を仰いでプログラムを行っていました。 結果的に、最後のコンペでは2位になって、テレビにも出て。このプログラムのおかげで人前で話すためにのプレゼン力であったり、円滑に回すためのマネジメント力は身についたなと思っています。

  • 木村

    私が一番印象に残っているエピソードがあって、 自分から行動することに自信がない生徒がいて、私も「どうしたらいいかな」とすごく気になっていたんです。 でも、その子が2年生になったときに施設のインターン募集に一緒に行く機会があったんですけど、そのときの彼の様子が学校とは表情も雰囲気も全く違くて。黙っているけれど、ウキウキがにじみ出ていたんですよね。 そのちょっとずつ殻を破って新しい世界に踏み出していく姿はすごく感慨深かったです。

  • 笠原

    僕は、Project: LEAPの一番いいところが環境作りだと思っています。 基本的にこのプログラムは生徒主体なので、講師側がどう自主的に生徒が動きやすい環境を作るか。 なので、僕もその同級生がインターン始めたって聞いた時はすごく驚きました。ただ、課外活動が入試に直結することを知っていたので、「あの子がインターン始めたなら俺もやらなきゃ」みたいな感情も自然と湧いてきて。そういうお互いに与える影響はすごく大きかったなと感じます。

Project: LEAPのこれから

  • 笠原

    僕はこのプログラムを受けて本当に良かったなと感じています。 プロジェクトを通じて、僕自身アントレプレナーシップの考え方が自分の血肉になっていく感覚があって。 今はこのプロジェクトがきっかけで、大学の副専攻でアントレプレナーシップも専攻しているので、進路にも大きな影響を与えてくれました。 僕は自分が在籍していた時のプログラムしか分かりませんが、あの時の熱量を持ち続けながらさらに発展してくれたらもっと多くの方がこのプログラム良かったなと思ってくれる気がします。

  • 長井

    今はプログラム自体の磨き上げは、かなりできてきたと思っています。その上で次のステップとしては、外部との繋がりの強化です。 Project: LEAPでは、ネットワーキングイベントであったりピッチ大会などに参加する機会が多いのですが、今あるネットワークだけでなく、もっとたくさんの機会を提供できる“つなぎ役”にタクトピアはなれたらいいなと思っています。 どれだけ良いデザインや企画をつくる力があっても、それだけでは足りない。 タクトピアの人間が、いろんな分野や人とつながり、常に新しい知見に興味を持っているからこそ、その“つなぎ役”の役割が果たせるんだと思います。 そうしたところまで含めて、プロジェクトとして発展していけるといいなと思っています。